しっくりと手に馴染む、 しなやかなで丈夫なレザーを使用した逸品。

イタリア・トスカーナ州サンタクローチェは古くより渋なめしの小規模タンナーが多く集まる街、その中の一社「コンチュリア・マリアム」というタンナーで生まれたカンガルーバケッタ。マリアム社は馬革やカーフ、ディア、そしてカンガルーなどを扱うタンナーで、「VACCHETTA（バケッタ）」を得意としています。バケッタ製法は、トスカーナに伝わる伝統的な鞣しの手法で、特にマリアム社は鞣しの際に多様なオイルを使用するため、しなやかで手に吸い付くような仕上がりが特徴です。カンガルーはオーストラリアで家畜としても放牧されており、捕獲して食肉として同国内をはじめ各国に輸出されています。その副産物である革は、大自然の中で放牧されているため傷やシミも多いですが、それもストレスなく自由に過ごし、時にけんかっ早い面もあるカンガルーの個性。染料のみで最小限の仕上げを施すことによって革本来の風合いをそのまま残し、「生きた証」も隠すことなく、むしろ味として楽しみいただけます。 また、カンガルー革は薄いのに、サッカーのスパイク等に使用されるほど引っ張りや引き裂きにも強く、牛革よりも軽くて丈夫なのが特性。そんなオーストラリアの大自然の風景を感じることができるカンガルー革で、袋仕様をメインとし、できるだけ余計なステッチや金具を使用せずに仕立てました。カラーはウルル（エアーズロック）の美しい岩肌をイメージした、オレンジ。さりげなくあしらった逆判のカットワークのロゴエンボスがポイントです。カンガルー革のありのままの個性と、緩やかに濃く、深い色になってゆく経年変化をお楽しみいただけます。 出し入れしやすいBOX型の小銭入れが外に備えられた、利便性の良いアイテムです。外にポケットが2ヶ所備えられており使用頻度の高いカードやレシートをサッと収納できます。内部はカード入れとポケットが計8ヶ所と、2ヶ所のお札入れが備えられており仕分けができ便利な仕様です。