この記事では、Dakota(ダコタ)製品の革のお手入れについて見ていきます。
Dakotaの本革バッグや財布・長財布の購入を検討しているけれど、お手入れの方法が知りたい。愛用のDakotaのお手入れの方法が知りたい。
こういった場合の、ご参考になれば幸いです!
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そもそもお手入れした方がいい? 頻度はどのくらいが良い?
お手入れした方が、長くきれいに使える
長くきれいな状態で、あるいはきれいなエイジング(革の経年変化)を楽しみたいのであれば、お手入れはした方が良いでしょう。
また、お手入れをすることでご使用の財布やバッグの「今の状態」を知ることができます。
- いつのまにか乾燥している
- 思わぬところに埃がたまっている
- 金具が外れそうになっていた
- 縫製がほつれている部分があった
など、日頃のご使用だけでは気が付かない点は意外と多いものです。
お手入れの頻度はほどほどでOK
お手入れの頻度ですが、「できれば毎日」「絶対毎週すべき」などと、自分を追い込むように無理にする必要はありません。
毎日しなければならない!と思って、そのアイテムを使うことが億劫になっては本末転倒ですしね…。私の持論ですが、毎日・もしくは頻繁に使ってあげる事こそが、結局は一番のお手入れになると思います。
お手入れの前に
革は元の動物の種類、鞣し(なめし)方、革の仕上げの方法などによって、性質が大きく変わっていきます。
一口にDakota(ダコタ)の革製品といっても、素材には牛革、馬革、エナメルでコーティングしたものなど、様々な種類があります。それぞれお手入れや取り扱いの方法が異なるため、注意してくださいね。
Dakotaの革のお手入れ方法
それでは、Dakota製品のお手入れ方法を、種類毎に具体的に見ていきましょう。
経年変化する革のお手入れ(牛革・馬革・山羊革・羊革など)
Dakota製品の中でも最も一般的なタンニン鞣し(なめし)の革で、顔料によるコーティングなどを施していない、いわゆる革らしい革です。
該当するシリーズの例
牛革:ジェントリー、キューブ、リードクラシック、シャーロット、ディンプル、レックス、フォンス、アミューズ、ダイブ、クラプトン、ペルラ、アプローズ、ハーヴェスト、コラッジョ、ラルゴ、カンターレ、ステッラ、キャパ、オーリオ2、ラポール、リアム、アペーゴ、モナ、ピチカート、プレドラ、ラシエ、カッシーニ、テッセレ、アンティコ など
馬革:サンセット2、ホースト など
山羊革(ゴートレザー・山羊革):モデルノ、アミューズ、アンディー など
(1)馬毛ブラシなど柔らかいブラシで、ブラッシングする
以下に掲載しているような、馬毛ブラシなどの柔らかいブラシで、製品に付着したほこりを払ってあげます。
革バッグや財布をブラッシングする習慣を付けておくことで、ある程度定期的に革の状態を確認することが出来ます。結果汚れなどへの対処が早くしやすくなるのも、ブラッシングのメリットと言えるでしょう。
頻度・タイミングとしては、気になったときや、後述の革クリームを塗る前に行ってあげればOKです。「毎日1回必ずブラッシングしないといけないのかな…」などと堅苦しく考える必要はまったくありません。
(2)革専用クリームで、栄養補給する
人間の肌同様、革も乾燥してきたら、革専用クリームで栄養補給・保湿をしてあげる必要があります。
革を乾燥したままの状態にしておくと、ひび割れが起きやすくなります。一旦ひび割れを起こすと、革の修復ができない可能性が高いため、そうなる前に栄養補給をしてあげる事が非常に大切です。
頻度について
お住まいの地域の気候やシーズン、製品の使用頻度によっても変わってきますが、革クリームでお手入れをする頻度・タイミングとしては、3〜4週間に1回程度がおすすめです。
あまり頻繁に革クリームを塗りすぎると、栄養過多になりカビが生えやすくなったり、古いクリームやホコリなどが層になって、革の表面と一緒にヒビ割れてしまう危険もあるため、注意しましょう。
ワセリンで代用できる?→革専用クリームがベター
この際、「ワセリン」や人の肌用クリームなどで代用しようとされる方も多いですが、生体としての人間の肌と、加工され生体としての「皮」から「革」に鞣された革はまったく別物です。あまりオススメはできません。
革製品には、革用に成分が調整されれている専用クリームを使うようにしてください。当店では、以下のBrillo革クリームや革のお手入れセットを推奨させていただいています。
(3)テレンプなどの柔らかい布で、乾拭きする
クリームを薄く満遍なく塗り伸ばせたら、可能であれば5分〜10分程度待ち、その後にテレンプなどの柔らかい布で乾拭きします。
この際、色落ちしやすい布を使うとバッグや財布に布の色が移染してしまう場合があります。ご注意ください。
スエード・ヌバックなどの起毛革
革が乾いていることを確認し、ブラッシングをします。部分的に汚れている箇所は、消しゴムクリーナーを使用して汚れを落とします。
汚れを除去したら、再度ブラッシングして毛並みを整えてあげると良いでしょう。
また、起毛革には基本的に革クリームは使えないので注意してください。
エナメル革
該当するシリーズ:グロッソシリーズなど
テレンプなどの柔らかい布で、丁寧にホコリを落とします。馬毛ブラシはエナメルに傷をつける可能性もあるため、使用しないほうが良いでしょう。
エナメル革用ではない、一般的な革クリームを塗ると、かえって表面の光沢が失われてしまう場合もあるため、注意してください。
雨や水シミ対策
タンニン鞣しのナチュラルな牛革は、基本的には水に弱い性質があります。今日は雨が降りそうだなというときは、ご使用を控えられるか、ご使用の際は防水スプレーを噴霧してあげると安心です。
ただ、防水スプレーも完全ではありません。ある程度水をはじく効果は得られますが、ドシャ振りの雨に長時間さらされたりすると、徐々に革に水が浸透してしまうことがあります。ご注意くださいね。
防水スプレーの使用方法
- まず容器をよく振ります。
- バッグのホコリや汚れを落とします。
- 20~25cm離して表面が軽く濡れる程度にスプレーして下さい。また、スプレーの際には必ず屋外で噴霧してください。
- 15分程度経つと、フッ素が定着し、防水効果が発揮され始めます(外出の15分前のスプレーがおすすめです)。
スプレー直後に皮革の色が濃くなる場合がありますが、乾くと(約5~10分程度)元の色に戻ります。(ヌメ革、起毛革等、浸透性のよい素材では、約15分以上の乾燥が必要です。)
雨で濡れてしまった場合
もしも雨でひどく濡れてしまった場合は、バッグなら内側に新聞紙などであんこを作って入れ、風通しの良い日陰で陰干しをします。
新聞紙はインクが染みて裏地などに移染しないように気を付けます。
また、部分シミが残りそうな場合は、濡れた箇所を中心に、ぬるま湯で軽く濡らした布・タオルなどで全体を均一に拭いてあげると、部分シミが目立ちにくくなることがあります。
汚れてしまったときのお手入れ
汚れの種類によっては、以下のような専用クリーナーで汚れを落とせる場合もあります。
両タイプの違いとしては、消しゴムタイプのクリーナーは汚れを擦って落とす、ジェルタイプのクリーナーは汚れを薄く拡散させて目立たなくするようなイメージです。
Dakota製品の保管方法
風通しの良いところで保管しよう
Dakota製品に限らず、革製品は湿気やカビが大敵です。(私も過去に3つくらい、カビで革製品をだめにしてしまった苦い経験があります)
そして、カビが生えてしまう原因で非常に多いのが、保管が適切にされていなかったためというもの。
「しばらくこの革製品は使わないなぁ」という場合は、通気性の良い不織布に入れて、家の中でも風通しの良い場所に保管するようにしましょう。
また、雨に濡れた革製品を乾かさず、そのまま押入れやクローゼットに入れておくというのが一番NGです。濡れた革製品は、必ず風通しの良い場所で陰干しにし、十分に乾いてから保管するようにしてください。
上述の通り、濡れた革製品を太陽光やドライヤーで急激に乾かすのもNGです。革のタンパク質が収縮したり変質したりして、固くなったり、大きく型崩れしてしまうリスクがあります。
実は、トラブルは保管時に多い
上記のカビの話にも通じますが、経験上、革製品は長く使用していない保管時ほどトラブルが発生しやすい傾向があります。
たまに休息させてあげる事も勿論必要ですが、革にカビが生えたり、カサカサになって吟面(表面)が割れたりといった事がないよう、定期的に使用するようにしてみてくださいね。
お手入れをして、長くDakotaのバッグ・財布を使おう
Dakota製品がほしいけど、革はお手入れが大変そう…などと難しく考える必要はありません。
靴などのハードに負荷がかかるアイテムを除けば、革製品の一番のお手入れは、実は毎日使ってあげることだったりします。
- 気づいたときにブラッシングをし、乾燥してきたら革クリームをうすく塗り伸ばす。
- 雨に濡れたら陰干しをして、保管時は不織布に入れて風通しの良い場所で。
これだけを覚えておけば、ほとんどのDakota製品は、長くきれいに使うことができるでしょう。
当店のDakota製品はこちらからご覧ください。国内最大級のDakota品揃えでお待ちしております。また、革のお手入れなども気軽にご相談くださいね。
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Datako(ダコタ)の基本の革のお手入れ、ご参考いただければ幸いです。
お手入れをして、より良いダコタライフを過ごしましょう!^^
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当店センティーレワンには、Dakota製品や、革のお手入れに詳しいレザーケアアドバイザーが複数名在籍しております。
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